特別区経験者採用
特別区経験者採用の本番面接は、東京23区の職員で、役職は部長、課長などが行います。ただし、人事の経験が長い方が行うとは限りません。一方、本番の民間企業の面接は、人事一筋20年のような人事のプロが行います。よって、特別区経験者採用の本番面接は、ネガティブチェックのような基準で選ぶ傾向にあります。
特別区経験者面接では、矛盾しないように答えることが重要です。例えば、前に答えたことと後で答えことが矛盾して、整合性がとれなくなることがないようにしないといけません。矛盾すると信頼性が落ちしてしまって挽回するのがほぼ不可能になります。そのような矛盾を防ぐために大切なのは、特別区面接カード、特別区模擬面接などの特別区面接対策をすべて同じ講師に見てもらい、論理的な矛盾がないかどうかをチェックしてもらうことが非常に効果的です。
自分一人だけでは矛盾を見落としてしまうことがあるため、第三者の目で見て矛盾しているところ、論理的に成り立ちにくいところを厳しくチェックしてもらうことが必要です。
面接プラザでは、本番の特別区面接の面接官と年齢が同じ50代で、公務員の勤務歴が長い元公務員のプロの講師がチェックします。
本番の特別区面接試験においては、まず、緊張をほぐすような質問が行われることが多くなっています。
例えば、今日朝何時に起きましたか。
ここまでどのようにしてきましたか。
待っている間は何を考えていましたか。
特別区面接において志望理由をうまく言うことが最も難しいといえます。
面接のマニュアル本、インターネットに出てくるような記載はNGです。
多くの方々はマニュアル本などを読んでいますが、面接の採点者も読んでいる方がいます。
マニュアル本などを読んで、変形した答えをつくり、自分では人と違うと思っていても、人と同じような志望理由なのです。
一日で何人もの人と面接していると、多くの人は同じようなことを言います。
本番の面接の採点者も「また、同じことを言っている」と思っています。
そのため、他人と同じようになってしまい、自分の個性をアピールできません。
「特別区は首都にあり、」などのような表現を多用しないでください。
このように言っても点数がつきにくいのです。
特別区のどこに魅力があり、何を行いたいのか、どのような職員になりたいのか、どのように貢献できるのかについて、客観的ではなく、自分の視点で考えることが必要です。
「そのことはその他でもできるのでは」という質問に対応できるようにしてください。
特別区の職員として、面接官の印象に残り、説得力がある志望理由を考えましょう。
受験生とともに、掘り下げをして、いっしょになって、つくっていきます。
受験生と会話しながら、よいところを引き出していきます。
受験生は一人で悩まず、アドバイスを受けることが大切です。