公務員面接の基本
公務員面接の基本は、礼儀正しくすることです。
意外と思われる方々が多いかもしれませんが、そうなのです。
公務員は、儀式もあるため、礼儀を重んじます。
○なぜ公務員なのか。民間企業ではなく
多くの人は「住民の役に立ちたいから」といったふわっとした理由にとどまってしまい、本音では「安定してるから」とか「アフターファイブをエンジョイしたいから」という理由で公務員を目指している人も多いかと思います。
さすがにそれを面接で答えるわけにはいかず一生懸命事前に考えている人がほとんどだと思いますが、ポイントは「本当にそれは公務員じゃなければできないことなのか?」ということです。
例えば「市役所の福祉事務所でこうした仕事をしたい」とした場合、本当にそれは公務員じゃなければできない仕事なのかをよく考えてください。
もしかしたらNPOや民間企業でもできることかもしれません。そうすると「それって公務員じゃなくてもできるよ?」と突っ込まれてしまいます。
よくあるダメな例として、以下のような回答があります。
・公務員の仕事は公益性があるから
これらの回答がなぜダメかというと、そもそも営利を追求するから経済が回っているわけですし、それによって国民全体が利潤を享受しているので、このように「営利=悪」という回答はよくありません。
また、「公務員の仕事は公益性がある」というのも、民間の仕事は公益性がないように受け取られる可能性があります。これも先ほどのダメな例と同様、民間企業の仕事によって我々に大きな利潤があるということを忘れてはいけないのです。
これらを踏まえ、自分が志望する自治体の仕事をよく調べ、何ができるのかを理解し、それが民間ではなく本当に公務員じゃなければできないのかをチェックしてみてください。
そこから自分のこれまでの経験(自分が公務員を目指そうと思ったきっかけなど)を踏まえ、その自治体でどのように貢献できるか、という部分を伝えることができれば十分でしょう。
ちなみに、後述する◯◯市で働きたい、という理由は公務員じゃなければ自治体で働けないわけなのですから、「◯◯市で働きたいから公務員を目指した」という回答でもいいと思います。じゃあなぜ◯◯市がいいのか、と聞かれるのできちんと答えられるようにしましょう。
・民間の営利目的を否定しない
・自分のやりたいことは公務員じゃなければできないことか?
・経験と貢献できることを結びつけることができるか?