公務員試験の面接対策の段取り
このページでは、公務員試験の面接対策の段取りをご紹介します。
目次
1,己を知る
2.受験する自治体の研究
3.志望理由の作成
4.性格などの答えの作成
5.模擬面接
6.フィードバック
1,己を知る
孫子曰く、「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」
もちろん、公務員の面接試験にも当てはまります。敵とは受験先になります。
そのため、受験先の学習も大切ですが、まず、己を知ることから始めてみましょう。
己を知る。すなわち、自己分析になります。
自分の性格、能力、強みなどを分析します。自己分析を行うことで、本番公務員面接において自己のアピールポイントなどについて自分言葉で、論理的に話せるようになります。
また、質問の内容にある程度の傾向がある公務員試験の面接では、事前に回答を準備することは必要です。ただし、一問一答で丸暗記はお勧めしません。
「自己のことだから分析は必要ないと思っている方もいます。
しかし、客観的、理論的に自分の強みなどを伝えることは容易ではありません。
自分の強みなどがわからないと志望理由や質問に対する回答がズレやすいため、初めに行いましょう。
2.受験する自治体の研究
己を知り、その後、受験先の地方公共団体の調査を行います。
例えば、地方公共団体の概要、課題、取組、ホームページ、名産品、イベントなどについて調査します。この調査を基にして、志望理由を考えていきましょう。
このことは、受験先の地方公共団体でなければならない理由を考える上でも大切です。
また、説明会が実施されている場合は参加しましょう。
説明会がない場合には、地方公共団体を訪問するのもよいでしょう。
ホームページではわからない雰囲気を感じることができます。
また、面接の答えにつなげていけばより一層の熱意を伝えることが可能となります。
3.志望理由の作成
その後、志望理由を考えます。志望理由は質問されるため、地方公共団体に対する熱意を伝えることが重要です。
志望動機の作成は、なぜ民間企業ではなく公務員なのか、なぜ地方(国家)なのか、なぜ受験先を希望している理由は何かです。なぜ受験先を希望している理由が最も重要になります。
4.性格などの答えの作成
その後、性格などについて、質問に対する答えを作成します。
例えば、自己PR、長所、短所、ストレスについて、苦手な人との付き合い方や対応、集団での役割、挫折経験、最近気になった事柄、併願状況、逆質問などです。
本番公務員面接において、丸暗記して一言一句同じように答える必要はないですが、自分の強み、経験などを踏まえて質問に対する答えを作成しておきましょう。
5.模擬面接
以上のように公務員試験の面接対策を行った後、公務員模擬面接において練習しましょう。
模擬面接で練習を積むことで、試験本番の雰囲気に慣れることができます。
また、想定される質問がわかってきます。
本番雰囲気がわからないと、本番面接の雰囲気にのまれて緊張する原因にもなります。
6.フィードバック
公務員模擬面接の後、アドバイスを受けることが大切です。
同じ公務員でも、例えば、公務員を3年程度しか勤務していない人と長年公務員に勤務している人では考え方や感覚が違います。
そのため、本番公務員面接官/採用者目線のアドバイスを受けることが最適です。
そして、ブラッシュアップして、仕上げていきましょう。
以上、公務員試験の面接対策の段取りの1つの例をご紹介しました。