【公務員最新情報】公務員試験の面接対策はいつから何を始めればよいのか?
最近の傾向を踏まえると、早目の公務員試験の面接対策が望ましくなっています。
では、最近の傾向とは何か。なぜ早目の対策が必要なのか、公務員試験の面接対策として何から始めればよいのかなどについて、具体的に特別区1類面接カードを取り上げて、説明していきます。
目次
1.公務員面接カード(特別区1類面接カード)
2.面接カードの提出時期
3.最近の傾向
4.面接カードの特徴
5.特別区1類面接カード
6.似ている面接カード
7.自己分析の重要性
8.公務員試験の面接対策の時期
1.公務員面接カード(特別区1類面接カード)
まず、公務員の面接カードを見ていきます。具体的には、特別区1類面接カードを取り上げます。記載項目は、3つです。
(1)あなたが特別区でどのような仕事に挑戦したいか、あなたの強みと志望動機も含めて具体的に書いてください。(250字以内)
※面接の冒頭に3分程度でプレゼンテーションしていただきます。
(2)あなたが一つのことをやり遂げた経験を挙げ、その中で最も困難だと感じたことと、それをどのように乗り越えたかを教えてください。(250字以内)
(3)目標達成に向けてチームで行った経験において、チームへの貢献につながったあなた独自のアイディアを、ご自身の役割とともに教えてください。(250字以内)
2.面接カードの提出時期
公務員試験の面接対策の時期については、従来、筆記試験の終了後、本番面接の前に行うのが一般的でした。
従来、筆記試験の終了後に、面接カード、面接シート、エントリーシートと地方公共団体によっていい方が違いますが、面接で使用する資料を提出していました。
言い方を変えれば、従来は、筆記試験の合格者のみが面接カード、面接シート、エントリーシートを書くことが一般的でした。
3.最近の傾向
しかしながら、近年、受験の応募のときに、面接カード、エントリーシートを提出する方式に変更したところが多くなりました。
例えば、特別区、横浜市では以前には筆記試験の終了後、面接カード、エントリーシートを書けばよかったのですが、今では、受験の応募のときに、提出するように変わりました。ちなみに、特別区は面接カード、横浜市はエントリーシートといいます。
さらに、近年、毎年、受験の応募の日程が早まっています。特別区1類では、今年は昨年よりも、受験の応募の締め切りの日時が1週間早まりました。
ちなみに、今でも、筆記試験の後に書く方式なのは、例えば、東京都がそうです。ちなみに、東京都は、面接シートといいます。ここでは、以下、統一して、面接カードと呼ぶことにします。
4.面接カードの特徴
受験の応募のときに面接カードを提出ようになった、今、いつから公務員試験の面接対策を始めればよいのでしょうか?
面接カードは、面接のときに使用されるものです。そのため、面接では最も重要な書類となります。
面接で最も重要な書類である面接カードの最近の特徴として、エピソードや体験談を書くことを求められることが多くなっています。
5.特別区1類面接カード
具体的に、特別区1類面接カードを見ていきましょう。
特別区1類面接カードでは、(1)あなたが特別区でどのような仕事に挑戦したいか、あなたの強みと志望動機も含めて具体的に書いてください。(250字以内)で、この記載に基づき、本番面接の冒頭に3分程度でプレゼンテーションしないといけません。そのため、強みのエピソードや体験談をプレゼンすることが求められていると思います。
また、(2)あなたが一つのことをやり遂げた経験を挙げ、その中で最も困難だと感じたことと、それをどのように乗り越えたかを教えてください。(250字以内)では、一つのことをやり遂げた経験を書かないといけません。
さらに、(3)目標達成に向けてチームで行った経験において、チームへの貢献につながったあなた独自のアイディアを、ご自身の役割とともに教えてください。(250字以内)も、目標達成に向けてチームで行った経験を書く必要があります。
上記のように、エピソードや体験談を入れて、面接カードを作成しないといけません。
6.似ている面接カード
エピソードや体験談は、人間はそれぞれ顔が違い、顔を見れば、誰か区別できます。人それぞれの顔が違うように、エピソードや体験談は受験生それぞれ違うはずです。
しかしながら、受験生の方々の面接カードを見ると、同じようなエピソードや体験談が多くなっています。
すなわち、ネット上出ている面接カードの模範答案、面接カードのマニュアル本、書籍の模範答案と似ている、近いものが多いのです。
本番面接では、30分ごとに、次から次に受験生を面接します。受験生は気がつかなくても、本番面接の方々は、似たような面接カードが多いと気がついています。
7.自己分析の重要性
では、よりよい面接カードを作成するにはどのようにすればよいでしょうか。
面接カードはネットや書籍の表現ではなく、自分の言葉で書くことが求められています。
また、本番面接で面接カードに基づいて質問に回答できるようにしなければいけません。
そのためには、エピソードや体験談のネタの洗い出しが必要です。
受験生の出来不出来によりますが、エピソードや体験談は、ネタの洗い出しに時間がかかります。
言い換えれば、自己分析に時間がかかります。自己分析は可能な限り早目にスタートしましょう。
8.公務員試験の面接対策の時期
例えば、特別区1類では、面接カードの提出時期は3月です。3月だとすると、可能なら、自己分析は、その前の年までに終えられた方がよいと考えます。つまり、受験の申込みの4カ月前の12月です。
また、面接カードを書いたら、時間をおきましょう。プロの文章家でも、書いたら、しばらく時間をおいて見直し、修正するといわれています。
受験の申込みの3月以降は、筆記試験の学習に時間を割き、筆記試験に時間をしっかり充てましょう。そのためにも、面接カードの準備期間を早目に設定しておく必要があります。「先んずれば、人を制す」です。
以上のように、受験生の方にもよりますが、理想的には、公務員試験の面接対策は、受験の応募のときから逆算して、応募の半年前程度から始めるのがよいでしょう。